シラサギが傷ついた足を道後温泉で癒やした伝説にちなみ、愛媛県松山市道後湯之町の旅館「谷屋」でおかみや従業員らが育てたサギソウが今年も花を咲かせた。純白の翼のような花びらが美しく、地元住民や観光客が足を止めている。見頃は20日ごろまで。
 サギソウはラン科の湿地性の植物。谷屋では2007年に約400株から育て始め、約6000株まで増やした。小指の爪ほどの球根を土の中で越冬させ、3月中旬に鉢に植え替え水はけや日当たりに気を配りながら世話をしてきた。